湯治館から徒歩約7分の寿湯は、関東では珍しい円形湯船、昔ながらの雰囲気が素敵な脱衣場、そして無料のサウナがポイントのレトロ銭湯です! アクセス方法とお店の全容をご紹介します。
住宅街に煙突ドーン!
湯治館を出て梅屋敷駅と反対方向に進んでください。右手に見えてくる、今では珍しい個人経営(?)のペットショップ「ペットショップウメヤシキ」、その向かいの道を左折です。
直進すると北蒲(ほっぽ)広場という元学校のコミュニティセンターが見えてきます。北蒲広場を左手に見ながら直進し、突き当りを右です。
次の十字路を左折して直進すると…
大きな煙突が目印、寿湯に到着です! この辺り一帯は空襲で焼け野原になりましたが、たまたまここにあった銭湯の煙突だけが焼け残り、その煙突を再利用して地元の方が銭湯を作ったのが、現経営者がわかる最初の歴史なのだそう。
この住宅街はこの煙突を中心に形成されていった…そう思うと感慨深い光景です。
梅屋敷を通らないルートのほうが少し早いようです。ただなかなかにわかりづらいので、希望のかたはgoogle先生にお尋ねください!
湯上がりには脱衣場で昭和チャージを
寿湯が現在の形になったには1990年、いまから約30年前のこと。
昔ながらの傘ロッカーが現存する玄関を抜けるとフロントです。
左が男湯、右が女湯。
ロビーには4人掛けの椅子とテーブル、マッサージチェア。ほんのりとおばあちゃんち感がありますね。妙に落ち着きます。
銭湯といえばの瓶飲料。大田区の一部の銭湯で取り扱うニテコサイダーも!
男湯のロッカーのカギはフロントで管理。寿湯のハウスルールです。ここでお好みの鍵を持っていきましょう。女湯はロッカーに鍵がついていますので、そのまま入場です。
円形湯船に隠れがちですが、脱衣場はめっちゃいい味出てます!昔は天井から吊り下げた○○がもっといい味を出していたのだとか。湯上がり時間はまったりと、毛穴から昭和を吸い尽しましょう。
脱衣場の一角には小さな庭も。裸では出られないのでご注意を…
湯我の境地へ導く高温風呂
改装の時、お母様の何か珍しい設備を入れたいという願いが実現したのがこの湯船。関西でよく見られる、と言われる円形湯船です。
バイブラ、ジェット、電気、高温とホールケーキのように区分けされています。
電気風呂は電極に近づくほどパワーが増します。円形湯船という構造上、入口が狭まっているため、ファーストインパクトは意識しておかないと強烈に感じるかも。それを避ける技…それは都市湯治の銭湯見学にてお話することとしましょう。
45度の高温湯船です。湯我の境地に至るにはちょうどいい具合の温度!
80度に維持したサウナは4名ほどが入れるサイズ。なんと無料です。扉の開け閉めによる熱の出入りが発生するため、コンパクトに開け閉めしましょう。
水風呂はありませんが、サウナ後に立ちシャワーで冷水を浴びれば十分に冷温交互浴が楽しめます!
開店前の寿湯、都市湯治に参加すると見学できるかも…
都市湯治では、湯治町内の銭湯に、開店前に見学する自由参加イベントを企画している場合があります。普段見られない場所や、疑問点、店主がどんな人なのか……知ったうえで入浴することは、思考のきっかけを拾ううえでとても大切です。ぜひご活用ください!
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