2018年3月17日(土)、大田区西蒲田地区の銭湯を、開店前に巡るツアーを開催しました!
ツアーの主催は、京都でミニツアーを開催している会社「まいまい京都」さん。
東京での開催は不定期だったのですが、本腰を入れて定期的に開催するとのことで、オフィシャルサイト「まいまい東京」開設後、記念すべき一発目のツアーとなりました。
地域に暮らす人がガイドとなって、地域を紹介するツアーを企画しているようです。
銭湯以外にも様々なテーマがありますので、一度ツアーをチェックしてみては?
私はこんな感じで、ガイドとして参加者のみなさんをご案内しました。
今回のツアー内容
今回のコースは改正湯→第二日の出湯跡→はすぬま温泉。全行程約2時間30分のツアーです。
改正湯
はすぬま温泉
参加費は東京都内の伝統で使える共通入浴券1枚込で3,000円。高い安いは各個人の判断にお任せします(笑) ただ私の印象はこの値段でお客さん来てくれるかな…というのが正直なところでした。逆に、その値段に見合う内容に仕上げなければ! とも思いました。
各お店では歴史や設備に加えて、ここだけの話もそれなりにさせていただきました。←3,000円分の価値を提供するため…ですね。
個店の話は今後記事で公開できると思いますので、それまでお待ちくださいね。
ありがたかったまいまいさんの和まし
まいまい東京さんと一緒にできてよかったなぁと思うこと、それはスタッフさんの「和まし」ですね。
当然私も皆さんとお会いするのは初めてなので距離感とかわかりませんし、間があいてしまうこともありました。そんなときにさらっと質問をしてくれたり、移動中に参加者のみなさんが退屈しないように配慮してくれている感覚がありました。
写真はまいまい京都を立ち上げた以倉さん(写真左)。ありがとうございました!
ツアーという形態の利点
情報をまとめて文章にする経験はあっても、頭で整理してリアルタイムで話すのはあまり経験がないので、順序だて等まだまだ改善すべき点がありました。
ただ、ツアーという、連続で見て回ることの利点が今回非常に効いたかなと感じています。というのも、各店舗で対照的だったり共通していることがあり、短時間の間に見比べるとより強く印象に残るんですよね。
はすぬま温泉と改正湯
こちらがはすぬま温泉の浴室
こちらが改正湯の浴室
明らかに雰囲気が違いますよね。でも共通している点があります。それは壁面のタイル一枚一枚の大きさ、なんですね(この写真だとわかりづらいですが)。単純にタイルが大きいほうが目地に汚れが入り込まないので掃除が楽なんです。
なぜ共通しているかというと、改装前のはすぬま温泉ではすでにこのタイルを実装していて、改正湯が改装にあたって真似た、という経緯があります。お客さん側からしたらどうでもいいことかもしれませんが、なかなか知る機会のないことですよね。
第二日の出湯と改正湯
第二日の出湯の脱衣場天井には写真のような絵が描かれています。この絵、改正湯の脱衣場の天井にも全く同じ絵が描かれているんですよね。第二日の出湯の店主さんに話を聞くと「建築業者が好きなように描いた」とのこと。もしかしたら同じ業者が建築を担当したのかもしれませんね。
はすぬま温泉と第二日の出湯
はすぬま温泉のコンセプト「大正ロマン」。その原点はロビーの窓の形からインスピレーションを受けたからなのだそうです。その窓は現在、ステンドグラスになっています。
第二日の出湯のロビーを見てみると、フロント上部に立派なステンドグラス。設置の理由を聞くと「建築業者が付けた」とのこと。同じ業者かどうかはわかりませんが、はすぬま温泉のリニューアルと入れ替わりのタイミングで第二日の出湯が廃業しているので、西蒲田地区の公衆衛生をともに支えた第二日の出湯の姿がはすぬま温泉に息づいていると思うと、グッときますね。
個店の説明をしているだけでは限界があります。このように見比べることでさらに銭湯を楽しむコツを、お伝え出来たかなと感じています!
今後もまいまい東京さんと相談のうえ、開催できたらと考えています、そのさいはお知らせさせていただきますね。
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